メラミン食器の安全衛生

メラミン食器は1938年の誕生以来、長い歴史があり、世界中で愛用されています。もちろん安全性についても世界各国の衛生専門機関で、今日までに十分確認されています。

日本でも、学校、病院や高齢者施設、社員食堂などの給食用だけでなく、一般家庭やレストランでも、安全で便利な食器として広く普及し、私たちの生活に広く溶け込んでいます。

メラミン食器の安全性は世界中で確認されています

間違った見解が発表され、安全性について誤解が生じたことがあります。メラミン食器の安全性は、動物実験などの科学的な根拠に基づき、厚生労働省、国立医薬品食品衛生研究所をはじめ、FDAなど、世界中の衛生専門機関や専門家が保証しています。勿論、料理を盛りつけ口に触れる食器から、万が一にも有害物質が溶け出すようなことがあってはなりません。この為、世界各国とも、メラミン食器を含めた食品容器には、安全性を確保する規格基準を設けています。

また、当社では、国際的な品質マネジメントシステムISO 9001の審査登録と共に、製品検査と工場審査による日本産業規格(JIS S 2029)の認証も取得し、日本基準のより安全で安心な製品をお届けしています。安心して、ご使用ください。

古くなってキズがついても安全性はかわりません

長期間使用し、表面に傷がついた食器を試験しても、溶出度合いが新品より増加することはありません。故意にサンドペーパーで、新しい表面を露出させても、安全性には、なんら問題はないので、安心してお使いいただけます。

熱いもの、酢のものに対しても安全性は大丈夫

日本では、60℃30分保持という溶出条件が、国の規格基準です。これは、熱湯をフタ付の食器に満杯注ぐ状況と、ほぼ同程度。実際に食品を盛りつける場合、そのような条件になることは、まず考えられません。基準をクリアしている食器なら、普通に盛りつけた場合、食品へのホルムアルデヒド移行量は皆無といえます。現在の生産技術では、より厳しい条件の溶出試験でも、規制値をはるかに下まわる結果を出しています。

■国会でも安全性を再確認

学校給食用メラミン食器の安全衛生問題について、1988年3月の衆議院において質疑討論されました。まず、現在の食品衛生法の規格基準には問題はなく、これに適合するメラミン食器は安全であり、使用しても問題はないこと。そして、ホルムアルデヒドの溶出についても、自然食品などに普通含まれる量より、はるかに少なく害はないこと。つまり従来からの見解が、国会でも再確認されたわけです。(衆議院国会議事録(プラスチック製食器協議会「メラミン食器の安全性について」収録)参照)

微量のホルムアルデヒドは食品にも含まれています

ホルムアルデヒドは空気中にも含まれ、自然食品など自然界に広く存在しています。日常食べる魚、野菜、果物、肉類、穀類、海藻などの中には、メラミン食器から溶出する量の何十倍もの量が含まれています。このようなホルムアルデヒドは経口摂取、つまり、口から平常、体内に入っていますが、短時間で水と二酸化炭素に分解し、体外に排せつされるため、蓄積されることはなく無害なのです。

ホルムアルデヒド含有量

■FDA

米国の保険社会福祉省食品医薬品局の略。世界で最も厳しいといわれている公的衛生機関で、メラミン樹脂を餌に混ぜた動物飼育実験による承認試験データなどで安全性を保証。

■ホルマリンとホルムアルデヒド

メラミン樹脂の縮合反応にホルムアルデヒドが使われています。ホルマリンは、ホルムアルデヒドの38%水溶液。1μg/mlは1/100万の割合を示す単位ですから、380,000μg/ml。

メラミン食器の安全性に関する詳しい資料を、お送りします。ご希望の方は当社まで、ご請求ください。

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